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読解力低下に思う
ずっと問題意識を持ってきたので、ちょっと複雑な感情怒り?悲しさ?無力感?などが沸き起こってきた。
2011年に開塾以来、「読解力」強化を大きなテーマの一つに掲げて、取り組んできました。
具体的には、
小さい小さい塾なのに、強引に(笑)「図書スペース」を設け、「本がある風景」を常態化して、読書に向かうムードを演出したり、速
読トレーニングを導入して、食わず嫌いになりがちな「読むことへの抵抗感」を失くしたり、いろいろな工夫をしてきた。
ただ、やはりメインの対策は授業での取り扱い。
抽象的な言い方ですが
「読解力」≒「不安定な状態に耐えて解る力」だと捉え、
「自力で辿り着くこと」を大事にしている。
「不確実でも進む力」が重要なポイント。
設問を吟味し、該当箇所を探し、解答条件を整理して、自分なりに解答を確定させる。
解説の際には、ヒントが必要な箇所を補いながら、通読、再確認することで、自力では辿り着けなかった正解に「自然に近づく読み経験」を積ませる。
そのために、生徒が自力で辿り着けることを信じきること、極力「口出し」「説明」を減らすことどんな答えもまずは受け取って対応することを心がけています。
何より大事な「不確実でも進む力」。
この力が失われると
無駄・試行錯誤を避け、正解(出来上がったもの)
だけを求めるようになるのではないか、
そして、それに呼応するように
「効率的な学習」という美名を被せ、
行き過ぎた口出しやお膳立てが横行し、
「不確実でも進む力」を削ぐ土壌を作り、
読解力低下の遠因になっているのではないか、
と危惧している。
今必要なことは、「できなかったら困るよ、自分でできる?」とばかりに強迫観念を煽り、与えられる形の手取り足取り指導、お膳立てされた〇〇対策などではなく、
「今はできへんことも、できるようになるから!」と「不確実の中に様々な可能性が眠っている」ことを大声で子供達に伝えることなのではないか、
「大丈夫!自分で考え、信じて進め!」と背中を押してやることではないか、と切に思う。
こういう話になると、つい暴発ぎみの強めの言葉になってしまう(笑)。
極め付けは、よく生徒にいうこの言葉。
「解ろうが解ろまいが、何とかしてしまえ!」
ここまでくると指導とは言えないかもしれないけど(笑)***********************
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